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【高彩度暖色(2)】ブリーチで叶える鮮やか暖色の魅力

今回は「透明感、鮮やかさ、そして究極の色味」を求める
クオリティ重視のお客様へ向けた、ブリーチ必須のハイトーン暖色系カラーの魅力と、そのテクニックの裏側を徹底解説します。

クオリティを左右する「ブリーチワーク」の極意

ブリーチありの暖色を成功させるには、高度なブリーチワークと、その後の色を計算し尽くした配合が鍵となります。

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◎ ベースづくり:最適なブリーチ回数の見極め

◯ブリーチ回数の決定: お客様の求める「鮮やかさ」「お客様のベースの明るさ」「過去の施術履歴」によって回数を決定します。

・ブリーチ1回:深みとツヤを残しつつ、鮮やかさが欲しい場合に最適。
(例:濃いめのボルドーやチェリーレッド)

・ブリーチ2回以上: 濁りのない、ペールトーンに近いクリアな発色を求める場合に必須。
(例:コーラルオレンジ、ペールピンク)

◯均一なリフトアップ:過去のカラー履歴やダメージレベルを視診で正確に読み取り、薬剤のパワーと塗布方法を調整しムラのない「均一な目的明度」までリフトアップさせることが、鮮やかな発色の土台となります。

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◎薬剤選定:発色と色落ちを見越した配合ブリーチ後の髪は色素が抜けやすいため、「濃さ」と「補色」が非常に重要になります。

◯「濃いめ」に入れるのが鉄則: 染めたての理想の色よりもわずかに濃いめに色素を入れることで、色持ち期間を大幅に延ばし、色落ちしてくる過程で最も理想のカラーを楽しんでいただけます。

◯褪色対策の「補色/隠し味」: 暖色は褪色すると黄色やオレンジに傾きやすくなります。

◯黄ばみ対策: ピンク系やレッド系の場合、塩基性のカラーや極微量のバイオレット(紫)を隠し味に加えることで黄ばみを打ち消し、透明感をキープします。

◯オレンジ対策: オレンジ系の場合、赤みが強くなりすぎないようにイエローやゴールドで鮮やかさを調整することもあります。

ブリーチを使った暖色系カラーは、お客様の個性を最大限に引き出し、ワンランク上のスタイルを提案できる特別なカラーです。

「ハイトーンで鮮やかな暖色に挑戦したい」というお客様のご要望に、最高のクオリティでお応えします。

ぜひ一度ご相談ください!

進藤 あかり

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